トレーニングと左右差

0
8735
記事のシェア

いつも記事をお読みいただきありがとうございます。

今回も、引き続き皆様からいただいた質問にお答えしたいと思います。

“トレーニングの癖や力の入れやすさなどが原因で、左右の筋肉量・筋力のバランスが悪くならないようにする方法、または、悪くなった時の改善方法”

ご質問いただきありがとうございます。

トレーニングをしていると左右差によってバーが傾いて挙がってしまったり、フォームが崩れてしまうことがあります。

原因は様々ですので一括りにこれがよいとは断定できませんが、原因になりやすいものをいくつかピックアップし、その対策もふくめで書いていきたいと思います。

姿勢不良からくる左右差

フォームが崩れている以前に、そもそもの姿勢が崩れている方をよくお見かけします。

これは日常生活や仕事柄よくあることなのですが、自覚がない場合、自分が真っ直ぐだと思っている姿勢やフォームがずれてしまっていることが多いです。

姿勢改善はなかなか難しいイメージがありますが、ストレッチポールの上に背骨がきちんとのるように仰向けになり左右のストレッチ感を比べる、普段おこなっているストレッチでも左右の柔軟性に差がないかなど意識的にチェックするくせをつけましょう。

左に比べ右の方が伸びにくいなどあれば、少し長めにおこなうなどできるだけ差をうめていくようにしてみて下さい。

筋力差

姿勢やフォームのズレから左右の筋肉にかかる負荷にも差が生じると筋力差がうまれることがあります。

ベンチプレスの後半は左だけ遅れてあがってしまう、ダンベルエクササイズでは右の方が回数が多いなど、明らかに差が現れている時は改善をはかるべきです。

上記のような姿勢から来ている場合はまずそちらから、そうでない場合は、できるだけ左右差がでない範囲でおこなうようにします。

ただし、これはあくまで怪我ではない前提です。コンタクトスポーツでよくある肩の怪我などの場合は、必ず専門医に診てもらうようにして下さい。神経の問題であれば、必ず左右差がなくなってからトレーニングをおこなうようにしましょう。

では怪我ではない前提で話を進めていきます。

例えばベンチプレスで筋力的に左右差がある場合は、ひとつの方法として左右差が出る前に切り上げ、左右差が出にくい種目と組み合わせる方法があります。

ベンチプレス80kgで8repあたりからフォームが崩れるとします。なんとか粘って10rep挙がるとすれば、フォームが崩れない6repでベンチプレスを終了します。そして、そのままプッシュアップに移行するのです。

プッシュアップはベンチプレスに比べ、バーが傾くことがないためフォームを崩すことなくあげやすい種目です(ただしやりすぎると崩れるので崩れない範囲で)

またはフォームが崩れないrep数にするかわりにset数を増やします。フォームが崩れてからの刺激は左右均等ではないので、より左右差がひろがるおそれがあるためです。

弱い方の回数を増やす?

左が弱いので多めにやってます。これに似た話はよく聞きますが、やり方を誤ると余計にフォームを崩してしまいます。

弱い方だけ補助にはいってもらい、無理やり回数を増やすというようなやり方では、余計に弱い方が疲労し次のセットの質を下げてしまいます。

そうならないように、左右差がでないようメインセットが完了してから、追加で弱い方をやるようにしましょう。

足を引っ張っている部位を探す

左右差の最も大きな原因はこれではないかと思っているのですが、どこかの筋肉がうまく働いていないなど、足を引っ張ている部位があることがあります。

特にローテーターカフや股関節周りの筋肉など、局所的に働きが悪くなっていることでフォームに悪影響を及ぼしていることも珍しくありません。

肩であればインナーエクササイズの各方向で極端に弱い方向はないか、また左右で差が出る動きはないか、股関節であれば内転、外転を比較し、動きも内外旋に差はないかなどチェックします。

これらに問題があれば、ストレッチだけではなく、ピンポイントで刺激をいれてあげるような(苦手な動きに軽く負荷をかけてやるような)エクササイズをウォームアップに組み込むことをおすすめします。

動きはたくさんの部位がきちんと働くことで成立します。

サボっている部位があればどこかが補わないといけません。その結果、左右差に繋がっていることがあるのです。

まとめ

左右差の原因は様々なので、簡単に特定することはできませんが、ひとつひとつの動きを注意深く観察することで改善のヒントが見つかることが多いです。

左右差がある状態で無理にトレーニングすると怪我をしてしまうおそれもあります。

左右差を改善することも視野にいれながら、トレーニングやウォームアップを考えてみてください。


記事のシェア

フォーラム経由でコメントする みんトレ